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「NTTがドコモを完全子会社化へ」は何を意味するのか解説する

日経電子版が「NTTがドコモを完全子会社化へ」と報じています。

NHKなども後追いで報じていることから、もしかしたら本日もしくは数日中にも緊急会見がありそうです。

先日、日経電子版の連載「モバイルの達人」でこんな記事を書いています。

菅首相が執念燃やす携帯料金引き下げ 実現は可能か

菅総理の「4割値下げ」を実現するにはNTT並びにNTTドコモの国有化しかないっ。と、かなり荒唐無稽で時代錯誤、突っ込みどころ満載の内容になっているのですが、NTTによるドコモの完全子会社化であながち、国有化に近い状況になるかもしれません。

NTT株はいまだに3割、国(財務大臣)が持っています。国は大株主であり、NTTは言うことを聞きやすい。もしかして、国が株を買い増せば、さらにいうことを聞かざるを得ないわけで。国の経営介入によって、値下げに向けて一気に動き出しそうです。

もう一つが5G。NTTは5Gに前向きなんですが、ドコモと必ずしも二人三脚というわけではなく、5Gに関して溝ができている感がありました。これまででは機材の調達に関しても、別々になりそうでしたが、完全子会社化することで、一体的に開発や調達が可能になり、コスト削減や効率化に効いてくるのではないでしょうか。

いずれにしても近いうちに会見があるはず。今後の動きに注目です。

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