KDDIにも「MVNO向けSIMカード」について広報部に詳細を聞いてみた

「MVNO向けSIMカード」について、NTTドコモだけではなく、せっかくなので、KDDI広報部にも聞いてみた。

そもそもKDDIがMVNO向けSIMカードを最初に出したのだが、これはVoLTEをMVNOのネットワークでも使えるようにしたタイミングだ(ちなみにJ:COM Mobileがサービスインする本日10月29日だ)。

本来であれば今年の春頃にはMVNOでもVoLTEで使えるようになるはずだったが、どうやら準備が遅れて、この秋スタートとなったようだ。

これまではauとMVNOは同じSIMカードを使っていたが、なぜ、KDDIはMVNO向けのSIMカードをつくったのか。

KDDI広報部によれば「今後、MVNOでもサービスの多様化が求められるようになる。そのため、MNOとMVNOで管理情報を別にするため、専用のSIMカードを作った」という。

同じSIMカードで管理するとなると、例えばMVNOが独自のサービスを提供しようと思った場合、au側に何らかの影響を与えるとも限らない。また、au側で新たなネットワークサービスを提供する場合も、MVNO側の影響を考慮する必要がある。

同じSIMカードだと、そうした相互の影響を検証した上でサービス提供する必要があるため、検証作業のコストや期間がかかる。

そのため、いっそのこと、SIMカードを別々にして、お互いの影響がでないようにした、というのが背景にあるということだ。

J:COMが自社のオンデマンドアプリであれば、データ通信料金がかからない独自サービスをはじめたことを考えると、SIMカードを分けておくことが、ネットワークを守るという面で安心なのかも知れない。

こうした背景により、MVNO向けSIMカードが誕生したのだが、それによって影響が出たのが「au端末でも、KDDIネットワークを使うMVNOで使うにはSIMロック解除が必要だ」という点だ。

mineoを手がけるケイ・オプティコムの津田さんが「auで売られているスマホで、mineo契約のVoLTEを使うにはSIMロック解除が必要。そのため、春に発売されたauスマホは購入から180日間経過すれば使えるようになる」と発言したことで、SIMロック解除が必要だと言うことが判明した。

そもそも、なぜSIMロック解除が必要なのかをKDDI広報部に尋ねたところ「KDDIのネットワークを使うMVNOであっても、他のMNOやMVNOと同じ扱いをしている。総務省のSIMロック解除ガイドラインに沿って、180日間ルールを適用するなど、きっちりと対応しているだけにすぎない」という。

「KDDIのネットワークを使っているから仲間」ではなく、ケイ・オプティコムやJ:COMだろうと、NTTドコモやソフトバンクと同等の扱いが求められるため、SIMカードを別にして、SIMロック解除も必要にしているとのことだった。

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